UMA/REBELS 65kg級王座防衛戦 直前インタビュー

インタビュー

公開日:2015/04/07

2015年4月19日(日)にディファ有明で行われます「WPMF JAPAN × REBELS.35」にて、水落洋祐選手とREBELS 65kg級王座防衛戦を行います、UMA選手のインタビューを公開させていただきます。

「左の蹴りを刺しまくって勝ちます」

『WPMF JAPAN × REBELS.35』(4月19日・ディファ有明)で水落洋祐(はまっこムエタイジム)を挑戦者に迎え、REBELS 65kg級王座の初防衛戦に臨む”ホワイトハンター”UMA(K&K BOXING CLUB)。
王者が生まれ育った札幌で防衛戦に対する話を訊くと、「左の蹴りを刺しまくって絶対に勝つ」と語気を強めた。
聞き手:布施 鋼治

──去年7月に初戴冠して以来、人生は変わりました?

UMA そうですね。
北海道のラジオや新聞に出させていただく機会が増えたので、こちらでのキックボクシングのPRは結構できていると思います。

──町中で声をかけられることは?

UMA さすがに町中では(苦笑)。
でも、バイト先(なか卵・新琴似店)では声をかけられました。
午前3時くらいに入ってきたお客さんが「(REBELS-TVを)観ています。応援しています」と声をかけてくれたんですよ。
あのPVを見たら、この店舗でバイトしていることがわかりますからね。
わざわざ来てくれたのかと思ったら、感動してしまいました。
→REBELS-TV https://www.youtube.com/watch?v=rPA8DOjVluE

──モチベーションが上がる話ですね。
チャンピオンベルトはどこに保管しています?

UMA みんなに触ってもらったり、巻いてもらったりするために、ジム(K&K BOXING CLUB)に置いてあります。
北海道にずっと在住でキックのチャンピオンになったのは僕が初めてじゃないですか。
自分が結果を出すことで、ほかの選手たちにも夢や希望を与えられたらいいと思ったんですよ。

──だったら周囲の選手の士気も高まっているのでは?

UMA いや、それがウチのジムで東京でやっているプロは僕だけになってしまったんですよ。
(一緒にやっていた)大場直明さんは最近辞めて、いまはジムでトレーナーをやりながら僕のマネージャーをやってくれています。
J-NETWORKのランカーだった羽田大輔さんも練習は続けているけど、自ら申し入れてランキングからも外してもらっていましたからね。

──早く練習相手が増えるといいですね。

UMA 正直、練習相手はあまりいないです。
なので大場さん、羽田さん、オヤジファイトに出ている人たちに助けてもらってやっています。
ふたり一組でひとり1分半ずつ全力で来てもらっているんですよ。

──1ラウンドに対戦相手は前半と後半にひとりずついるということですね。

UMA そうです。
それを4チームくらい作ってもらってやっているので、結構しんどいです(苦笑)。

──ところで、今回は初防衛戦。
挑戦者はこの間までREBELS-MUAYTHAI王者だった水落洋祐選手に決まりました。

UMA 結構やりやすいかなと思っているんですよ。
自分の見解だと水落選手はスタミナと心を折ることなくずっと前に出てくる。
だから僕はスタミナを切らさないように距離をとりながら闘えればいいかなと。
今年1月25日に実現したハチマキ選手とのタイトルマッチも観ていたので、だいたいどんな感じなのかは察しがつきます。
この間の(僕と闘った)タップロンじゃないけど、3秒以内だったら組みからの攻撃もOKというREBELSルールを最大限に活かしてくるかもしれない。
接近戦を挑んできたら突き放したい。
ずっと蹴り続けたい。

──残された時間でどんな調整をするつもり?

UMA とにかく自分の強いポイントに磨きをかけたい。
僕は相手に合わせることはできないので、とにかく自分の長所を伸ばしたい。
水落選手も技術戦より真っ向勝負を得意とするじゃないですか。
自分もそれに応えられるようにスタミナをつけたい。

──不安より期待の方が大きい?

UMA 楽しみですね。
緊張とかしてガチガチでやったらもったいないじゃないですか。
今回は梅野選手と一戸選手がルンピニーのタイトルに挑戦する。
みんなそっちを見に来ていると開き直れば、思い切って闘える気がします。

──いやいや、独特のスタイルで闘うUMA選手の防衛戦を楽しみにしているファンもいると思いますよ。

UMA 水落選手は実績がすごいけど、下の階級から上がってきた選手じゃないですか。
そんな選手にベルトをとられたら、(タイトルを争った)中村広輝選手や(2度闘った)中田裕市選手に申し訳ない。
得意の左の蹴りを刺しまくって絶対に勝ちます。

──北海道在住のチャンピオンという部分は意識する?

UMA ハイ、それが自分の宣伝ポイントというか、モチベーションになっているので。
これで王座を防衛したら、「そういう人がいた」ということで僕の名前が歴史に残る。
北海道にいるからこそやり甲斐がある。

──先程の練習環境についての話になったけど、東京でやりたいと思ったことは?

UMA 全然ないです。
それだけ北海道に対する愛着があります。
「北海道から」という部分にこだわりたい。
東京から戻ってきたら、やっぱりいいところだなぁと思いますよ。
東京は暑いし、ゴミゴミしているので住みたくないですね。

──今回も地元から応援団が駆けつける?

UMA 試合が終わったら、すぐ20~30名参加の祝勝会が計画されているんですよ。
それを残念会にしないためにも頑張るしかないですね(微笑)。


※写真は北海道庁で撮影

プロフィール
UMA(ユーマ)
所  属:K&K BOXING CLUB
生年月日:1990年12月12日
出  身:北海道札幌市
身  長:177cm
タイトル:REBELS 65kg級王者
通算戦績:19戦12勝(7KO)6敗1分 ※取材当時

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