高橋幸光選手 インタビュー公開!

インタビュー

公開日:2015/10/13

2015年10月18日(日)にディファ有明で行われます「REBELS.39」にて、雷電HIROAKI選手と対戦いたします、高橋幸光選手のインタビューを公開させていただきます。

「今回は思い切ってインファイトでKOを狙ってみようかと思います」

聞き手:布施鋼治

ーー残念ながら8月のJ-NETライト級タイトルマッチでは前口太尊選手に敗れ、チャンピオンベルトを失ってしまいました。

高橋 う~ん、失ってしまったものはしょうがないです。

--微妙な判定だったという声もありますが納得している?

高橋 この世界は結果が全てです。敗因?勝利に対する執念じゃないですかね。5R始まる前、勝利を確信した僕は流してしまいましたから。

--5月には名古屋で初めて強豪タイ人(元プロムエタイ協会二冠王のポンサワン)と闘いました。

高橋 技術のやりとりとか距離の取り合いとかあったので、闘っていて楽しかったです。(途中で)何ラウンドなのかわからなくなったくらいですからね。

--今回闘う雷電ヒロアキ選手とは昨年5月にJ-NETで闘っています。その時はどんな選手という印象を持ちましたか?

高橋 印象…。ないんですよね、本当に。あっ、そういえば、あの時自分の試合の順番が想像以上に早く来てしまったんですよ。その直前まで僕は親子丼を食べていた。そのせいでお腹がポコッと出たままリングに上がってしまったんですよ。あの試合の映像は見返したくないですね(苦笑)。

--それでも、試合は雷電選手を圧倒する内容で、首相撲でも翻弄しました。

高橋 (首相撲からの)ヒザ蹴りをもらっても全然効かなかったです。上から覆い被さるようにして組みに来たけど、投げ飛ばしたんじゃないかな。

--よほど悔しかったのでしょう。今回雷電選手は「首相撲でも絶対負けない」と宣言しています。

高橋 そうみたいですね。だったら首相撲に付き合ってもいいけど、その前後で切ってしまうかもしれないので気をつけてと伝えておいてください。一応ムエタイのジムでヒジ打ちも練習しているので。まあやってみないとわからないですけどね(苦笑)。

--雷電選手はリベンジに燃えているようです。迎え撃つ高橋選手の方は?

高橋 しつこい人は嫌いなんですよ、本当に。雷電選手に勝ったら、(統一トーナメント決勝は)また黒田アキヒロ選手じゃないですか。正直、再戦には飽きを感じています。

--今年3月にはREBELSで黒田選手にも勝っていますからね。今回の試合がタイトルマッチであるとともにトーナメントであるという部分は意識します? 高橋 最近は毎回タイトルマッチみたいな感じなので、とくにタイトルマッチだからどうというのはないですね。でも、トーナメントの方は次もあるので、モチベーションは高まりますね。

--この一戦に向けてジムワークの方は?

高橋 ジムに来たら、ユタポン前田会長に「あっ、練習に来たの?」と驚かれます。

--毎日ジムに行っていない?

高橋 毎日ジムに行くか行くまいか迷ってはいるんですけどね。う~ん、週2~3回は行っていますかね。

--他の練習は?

高橋 最近テクニックはフィジカルだと思って、走ったり、(別のところで)わざとパンチやキックを受けたりするドMなトレはやっています。

--その笑顔の裏側には何か秘密トレをやっているような匂いがありますね。今回はどんな試合展開を予想する?

高橋 K-1やKrushもそうだけど、いまの日本は打ち合いに出て前に出て手数が多い方が勝ちになる傾向があるじゃないですか。
--確かに高橋選手のように足を使って、チャンスと見るやクリーンヒットを狙う闘い方は評価されにくい傾向があります。

高橋 そうなんですよ。「タイだったら、受ける闘い方だよ」とほめてくれる人もいるけど、日本で闘っている限り判定基準は変えようがない。だから今回は思い切ってインファイトをやってKOを狙ってみようかと思います。

--本当ですか!

高橋 練習では結構やっているんですけどね。この間、日菜太さんに「次の試合はインファイトでやる」と宣言したら、「絶対に無理」と突き放されてしまいました。まあリングに上がってみないとわからないですけど(苦笑)。

--インタビューでも笑顔でフェイントですか。そのフェイントの向こう側にある、やる気に期待しています。

○プロフィール
高橋幸光(たかはし ゆきみつ) 所  属:はまっこムエタイジム
生年月日:1988年12月14日
出  身:神奈川県
身  長:174cm
タイトル:元J-NETWORKライト級王者/MA日本ライト級王者
通算戦績:42戦26勝(8KO)12敗4分

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