日菜太選手 インタビュー公開!
インタビュー
公開日:2016/2/18
2016年3月9日(水)に後楽園ホールで行われます「REBELS.41」にて、ハミシャ・モーチェ選手と対戦いたします、日菜太選手のインタビューを公開させていただきます。
「僕がREBELSを引っ張っていきます」
聞き手:布施鋼治
── 今回はREBELSとオランダの新興勢力オトマニジムの全面対抗戦がメインです。
日菜太 こういった形の対抗戦はREBELSでは初めての試みじゃないですか。お客さんは楽しみだと思うけど、個人的には怖い部分が超あります。
── その心は?
日菜太 まだ見ぬ強豪よりみんな知っている強豪の方が準備はしやすいじゃないですか。そういうモヤモヤした気持ちを持っているというか、それだけ慎重になっています。このキャリアになったら、もう取りこぼしはしたくないので。
── ”まだ見ぬ強豪”ハミシャ・モーチェの印象は?
日菜太 1試合しか映像は見ていないけど、ワンツー、ボディフックからヒザとかのコンビネーションでガンガン来る選手ですね。オランダっぽいというか、ヘタクソだけど強い。
── オランダの選手の大半は仮に精度が低い攻撃でも、それをカバーするだけのパワーを持ち合わせていますからね。
日菜太 そうなんですよ。ヘタツヨだから、その一発をもらわないようにしないといけない。油断はしません。
── 向こうからして見れば、“アンディ・サワーに勝った男”の首は何よりも魅力的に映るでしょう。
日菜太 本当に美味しいと思いますよ。
── しかも、日菜太選手の場合、オランダのビッグマッチに出場した経験があるので、オランダの恐ろしさも身を持って体験しているじゃないですか(2012年1月28日、ITS SHOWTIMEのオランダ大会でアンディ・リスティと闘い1RKO負け)。
日菜太 (声を大にして)ハイ、体感しています。本当に。だからこそ当時のリスティのように知らない相手が一番怖いわけです。いざふたをあけてみたら、すっげぇ強いということもありますからね。
── モーチェ対策は?
日菜太 身長が185~186㎝くらいあるみたい。そこまで大きな選手とはやったことがないので、いろいろ対策は練っています。
── どんな勝ち方をイメージする?
日菜太 勝ち方が一番重要。倒して勝つのはもちろん、誰が見ても圧勝という流れにしたい。競り合ってもダメ。とにかく僕の強さが際立つ勝ち方をしなければ。
── 圧倒的な強さを見せつけたいということですね。
日菜太 『日菜太って、こんなに強いんだ』という勝ち方を見せないと、みんな満足してくれないでしょう。
── そういう勝ち方をアピールしながら、今年のREBELSを引っ張っていく?
日菜太 ハイ、REBELSは僕が引っ張っていきます。日菜太ぐらいの選手になったら、これだけ稼げる。そういう形を僕が作らないといけないと思っています。
── そうするためには、さらなるステータスアップが必要になってくるでしょう。
日菜太 本当にそう。現状では力が足りなすぎる。魔裟斗さんが全盛期の時とは時代が違うけど、そこで新たな道を切り開ける選手になりたい。
── 荒野を切り開くエースになると。
日菜太 いまは情熱大陸とかGET SPORTSとかアスリートをドキュメンタリータッチで取り上げてくれる番組に出たいと思っているんですよ。早くそういう番組に引っかかる選手になりたいですね。
── ところで、オランダに行った時の思い出は?
日菜太 オランダにはリスティにぶっ飛ばされに行っただけ。そういう意味で今回は 初めて日本に来るモーチェにあの時の僕と同じ思いを味わってほしい。痛い思いをして、泣いてオランダに帰ってもらいたい。
── 今後REBELSでは誰と闘いたい?
日菜太 いま世界の70㎏級を見渡すと、ロスマーレンやシッティチャイらの新世代と旧K-1から生き残っているクラウス、ブアカーオ、ペトロシアンら旧世代がいる。新世代と闘っていまの自分の力がどこまで世界のトップと勝負できるのか。それを計ってみたい気もすれば、旧世代とやって世間にアピールしたいという気持ちもある。順列はつけたくない。とにかく世界と闘って、自分の力が通用することを証明したい。
○プロフィール
日菜太
所 属:クロスポイント吉祥寺
生年月日:1986年8月26日生まれ(29歳)
出 身:神奈川県平塚市出身
身 長:181cm
タイトル:初代REBELS 70kg級王者
通算戦績:54戦39勝(14KO)15敗