不可思選手 インタビュー公開!
インタビュー
公開日:2016/2/21
2016年3月9日(水)に後楽園ホールで行われます「REBELS.41」にて、ピエトロ・ドウリャ選手と対戦いたします、不可思選手のインタビューを公開させていただきます。
「先鋒戦でバシッと勝って、いい流れを作りたい」
聞き手:布施鋼治
── REBELS vs オトマニジム4vs4の代表のひとりにに選ばれました。
不可思 嬉しいですね。僕は先鋒なのでバシッと勝ちたい。それで対抗戦の流れが決まると思うので。
── 4人の日本代表の中で自分が秀でていると思う部分は?
不可思 俺が一番華があると思います(ニヤリ)。自分が出ることで、メインの対抗戦が始まったなという雰囲気になると思いますね。
── オランダのキックボクシングと振られて思い浮かぶのは?
不可思 パンチと蹴りのコンビネーションという感じですかね。
── オランダ人と一緒に練習したり、スパーをした経験は?
不可思 ないですね。タイのゲォサムリットジムで練習していた時にはフランスなどヨーロッパ系の人がいっぱいいたけど、オランダ人はいなかった気がする。
── ヨーロッパ系の選手に何か特色は感じました?
不可思 全端的に力強さを感じました。今回の対戦相手──ピエトロ・ドウリャもそんな感じがします。
── ドウリャは32人トーナメントで優勝という実績の持ち主です。
不可思 試合映像を見たけど、日本人にはない瞬発力を感じました。でも、ドウリャは攻めている時はイケイケで強いけど、相手が頑張ったら弱るのも早い。意外とあれっという場面で下がったりしている。そういうところでは絶対負けない。いまは体の強さにも自信があるので、相手のプレッシャーも気にならないと思います。
── 昨年秋あたりから急激に体が大きくなったという印象があります。今回は63.5kg契約だけど、正直きつくないですか?
不可思 いまはギリギリですね。いま出させてもらっているRISEが63kgでその階級のベルトを狙っているので、獲るまではこの階級でなんとかやりたい。体重は気にしないとどんどん増えてしまうので、普段からウエイトコントロールは気にかけています。
── わかりました。ところで、2015年はどんな1年でした?
不可思 とりあえず全勝(5戦)で、WPMFのタイトルも獲れたのでよかったと思います。反省点はまだ弱点があるというか、強さは見せられるけど2試合連続でダウンしてしまったりしてしまいましたからね。
── 7月のTASUKU戦と9月の加藤剛士戦では結果的にいずれもKO勝ちを収めたけど、先制のダウンを奪われたのは不可思選手の方でしたからね。
不可思 そういう甘いところもあるので、まだ本当のトップとは自信を持って言えない。自信がついたせいだと思うけど、つい行き過ぎてしまうんですよね。
── ゴングが鳴ったら制御の効かない自分がいる?
不可思 そうなんですよ。いったろ~っという気分になってしまう。まだ闘い方にムラがあると思うので、今後はそういうところをもっとコントロールしたい。僕が倒れたら盛り上がるとと思うけど、もっと冷静に闘わないと。今年はもう少し完璧な試合ができるようにしたいですね。
── そういえば、今年1月24日にはホームのREBELSがディファ有明で興行をやっているのを尻目に、大分に遠征してNOBU BRAVELYを挑戦者に迎えWPMF日本スーパーライト級王座の防衛戦を行なっていますね。
不可思 完全にアウェーでしたね。今までアウェーは得意だと思っていたけど、お客さんの99%が向こうの応援だとさすがにイヤになりました(苦笑)。僕がどんなに攻めても盛り上がらないのに、向こうがちょっとでも動いたらウワッ~となる。そういう雰囲気の中で最後に倒せたのは少しは自信につながったと思います。
── ありがとうございました。先鋒戦でいい流れを作れるように期待しています。
不可思 勝って、次はRISEのタイトルを獲りに行きますよ。
○プロフィール
不可思
所 属:クロスポイント大泉
生年月日:1991年6月17日(24歳)
出 身:タイ・バンコク出身
身 長:175cm
タイトル:WPMF日本スーパーライト級王者・初代Bigbangライト級王者
通算戦績:34戦25勝(9KO)8敗1分