裕樹選手 インタビュー公開!
インタビュー
公開日:2016/5/25
2016年6月1日(水)に後楽園ホールで行われます「REBELS.43」にてピエトロ・ドウリャ選手と対戦いたします、裕樹選手のインタビューを公開させていただきます。
「ローキックだけではなく、もう少し違った一面を見せたい」
聞き手:布施鋼治
── REBELSには初参戦となります。
裕樹 楽しみですね。RISEだとMr.RISEと呼んでいただいて、試合も終盤とかイベントの終わりの方に持っていっていただいているけど、今回は第3試合じゃないですか。翌日、(活動の拠点である兵庫県西宮市のANCHOR GYMで)パーソナルがあるので自分の方から早めにしてほしいというリクエストを出したのでそうなったんですけど、早い段階での出番なので、若い頃に戻ったような新鮮な感じはありますね。
── 掴んでの攻撃は3秒以内だったらOKというREBELSルールでの試合も初めてとなります。
裕樹 とくに問題はないですね。3秒以内だったら僕にも対応できると思います。
── 延長戦がないという部分は?
裕樹 そこは結構作戦に関わってきますね。今まではローを効かせて延長で勝つというパターンもあったので。そのへんはちょっと試合のペースを考えないといけないと思っています。
── ピエトロ・ドウリャは3月のREBELSで初派来日を果たして不可思選手と引き分けています。
裕樹 今回話をいただいて試合を見させてもらいました。失礼な話、それまで知らないといえば知らなかったわけですけど、映像を見る限りひじょうに強い相手だと思いました。自分は気持ち的に追い込まれた方が強くなれると思っているので、ますます楽しみになりましたね。
── 去年はザカリア・ゾウガリー、ユーリ・スマンスと2人のオランダ人選手と闘っています。オランダの選手の傾向は?
裕樹 みんなタイプが違うのでなんともいえないけど、世界で闘っている選手とはいうのは他の選手の一回りも二回りも体が強い。この間闘った鈴木博昭選手もそうでした。ザガリア選手も体が小さいように見えて丈夫ですから。そうでないと、あのパンチやキックは出てこない。ユーリ・スマンス選手もひじょうにタフだったので、日本人とは違うなという印象を受けました。
── ドウリャの印象は?
裕樹 サウスポーから繰り出される左ミドルは硬そうだなという印象がありますね。それに加えスピードもあるし、体も強い。コンビネーションはそんなに出していなかったけど、不可思選手も一発もらったあとにラッシュで押されるシーンがあったので、一発もらったあとにどう対処するかを考えたい。
── ドウリャは今回のインタビューで不可思戦の時の調子は良くなかったと語っていたのが印象的でした。
裕樹 そうですね。あれで体調が悪かったのであれば、今回はよりいいものが出てくるのかなと思いましたね。そのへんは警戒しておかなければいけないですね。
── 蹴り合いになるんじゃないかとも語っていました。
裕樹 やっぱり蹴りVS蹴りという図式になるだろうし、僕もそういう形に持っていきたい。作戦としては(いつも通り)ローキックで潰すというのがベストなんですけど、この間の鈴木選手との試合で世界を相手にするためにはそれだけでは叶わないなということを痛感しました。だから、今回はもう少し違った一面を見せられたらいいかなと思っています。
── 裕樹選手といえばローキックが代名詞ですけど、それだけではないと。
裕樹 ハイ、いろいろな引き出しを作っています。それがまだどうなるかわからないけど、ドウリャ戦で試したいと思っています。彼の映像を見まくって自分でも反復練習をしているので、そこにハマってくれたらうれしい。
── ハマったら、Mr.RISE的な勝ち方が期待できる?
裕樹 そうですね。最近そういう勝ち方を全然見せられていないので、そういう意味では自分も進化している部分でKOまでつなげられたらと思っています。
○プロフィール
裕樹
所 属:ANCHOR GYM
生年月日:1982年11月6日生まれ(33歳)
出 身:福岡市
身 長:170cm
タイトル:RISEスーパーライト級王者
通算戦績:63戦42勝(28KO)20敗1分