インタビュー

公開日：2016/8/3

2016年8月7日(日)に大田区総合体育館で行われます「REBELS.45」にて工藤政英選手と対戦いたします、宮元啓介選手のインタビューを公開させていただきます。

「工藤選手の対策について話し合うこともなければ、彼の試合映像を見ることもないですね」

聞き手：布施鋼治



──　工藤選手はずっと宮元選手に憧れていて、宮元選手のファイトスタイルを真似ていたそうです。

宮元　そうなんですか。そう思ってくれていたなんてビックリです。スタイルは違うけどうれしいですね。

──　工藤選手の分析だと、宮元選手のフォームはきれいだけど、自分のそれは汚い。水と油だけど、手は合うんじゃないかと予想しています。

宮元　お互いやっているルールは違うけど、かみ合えばいいですね。

──　知っての通り、工藤選手はボディブローを得意とする選手です。過去に同じタイプと闘った経験は？

宮元　パンチの強い選手とはいろいろやっています。頭の中で考えることはあるけど、工藤選手の対策はそんなにしていないですね。

──　変則的なリズムやタイミングで攻めてくることが予想されます。

宮元　気にしていないです（キッパリ）。向こうはたぶん相当僕の試合映像を見て研究してくると思うけど、その映像通りにはいかないと思いますよ。

──　決戦当日まで工藤選手の試合映像を見ることもない？

宮元　別に練習中も工藤対策について話し合うこともない。映像も見ていないですね。

──　いいますね。VS工藤を想定して練習しているわけではない？

宮元　そうですね。持っているベルトもルールが違うので、そこまで意識はしていない。

──　REBELSルールの経験は？

宮元　あんまりやってことがないので、あんまり自信はない（照れ笑い）。1～2戦はあるかな？（調べてみると、※2014年3月16日に行なわれたVS裕喜戦のみ）どうなるかは予想もつかないですね。

──　得意のローキックかハイキックで倒したい？

宮元　いつもこれで倒そうとは決めていない。流れの中で決めます。1R目で「あっ、これは入りそうだな」と思ったらそれで行く。工藤選手がどう来るかで決まると思います。

──　この大会には宮元選手のほかに町田光選手、安本晴翔（はると）選手と橋本道場勢が3名も出場します。練習は一緒？

宮元　いつも一緒です。町田さんも晴翔も仕上がり具合は最高ですよ。（右目下のアザを指さしながら）これも昨日町田さんにやられました。晴翔もスタミナはハンパじゃない。1R目からガンガン来るし、僕も本気でやらないとやられてしまうくらいのレベルになっている。カード越しでも吹っ飛んでしまうくらいの攻撃を仕掛けてくるので、追い上げがヤバいです。

──　安本選手はまだ16歳ですからね。でも、逆にいい刺激になっているのでは？

宮元　ハイ、僕も負けられないという気持ちになるのでそうなりますね。3人で盛り上がっているので、ちょうどいいといえばちょうどいいかもしれない。僕から晴翔にガンガンやったりすることもあれば、練習後は町田さんと「ここで良かった」「ここが悪かった」と話し合うこともありますからね。

──　今回はオールスター戦というべきメンバーが揃った大会です。その中で自己アピールをするとすれば？

宮元　得意なのは蹴り技なので、派手な蹴りに注目してほしい。今回出るかどうかはわからないですけどね（ニッコリ）。

○プロフィール
宮元啓介
所　　属：橋本道場
生年月日：1992年12月16日生まれ（23歳）
出　　身：埼玉県入間市
身　　長：168cm
タイトル：WBCムエタイ インターナショナル スーパーバンタム級王者
通算戦績：36戦23勝（8KO）9敗4分