MICHAEL・FLYSKYGYM選手 インタビュー公開!

インタビュー

公開日:2016/10/5

2016年10月23日(日)にディファ有明で行われます「REBELS.46」にて松崎公則選手と対戦いたします、MICHAEL・FLYSKYGYM選手のインタビューを公開させていただきます。

「チャンスはゼロではない」



―― 本名は川名マイケルと聞きました。

MICHAEL ハイ、お父さんは日本人で、お母さんはフィリピン人です。幼少期にフィリピンに渡ったりしていたけど、それ以降はずっと日本ですね。

── キックを始めたきっかけは?

MICHAEL 結構自分は学生時代にヤンチャなことをしていたんですよ。それでちょっと揉めたりした時に後輩を守ってやれなかった。それが自分なりにすごくイヤで、このままではいられないと思ったのがきっかけですね。強くなるためには何かしらアクションを起こさなければいけないと思いました。 ── 学生時代は何かスポーツをやっていた?

MICHAEL サッカーとかバスケをやっていたけど、自分は何をやっても長続きしないタイプだったんですよ。もしかしらずっと続けているのはキックが初めてかもしれない。最初はボクシングの方がいいかなと思ったけど、体に墨が入っていたので、試しにフライスカイジムに「入れ墨が入っていても入れますか?」と問い合わせしたら、大丈夫ということだったので入会しました。

── 実際にキックの練習を始めたら、想像以上に厳しかったのでは?

MICHAEL ジムにはダイエット目的とかいろいろな人がいるじゃないですか。だからきついというよりは楽しくやっていた感じですね。

── 最初からプロ志望ではなかったわけですね。

MICHAEL ハイ、ただ、自分としては形として何か獲りたいという気持ちがあったので、アマチュア時代にNJKFのベルトを獲ったんですよ。でも、その瞬間「これは自分が追い求めているものではない」と物足りなさを感じてしまった。満足感も得ることができなかったので、それからの練習にも身が入らなくなってしまった。その時、フライスカイジムのフン・ファー会長が「プロでやってみないか」と声をかけてくれたんですよ。

── 会長が気持ちを察してくれたわけですね。

MICHAEL フライスカイジムはガチのスパーが多いので、最初の頃は結構きつかったですね。でも、そう思いながらも負けたくはなかった。負けると思うくらいなら、苦しい思いをした方がいいと思った。

── 負けず嫌いですね。今回は初めて王座挑戦というビッグチャンス。最初に話をもらった時の感想は?

MICHAEL 最初に訪れたのは不安でした。というのも試合時間はいつもの3分3Rではなく、タイトルマッチは3分5R。しかも松崎選手はキャリアのある選手なので、この人と5R闘い抜くことができるのかと躊躇してしまったんですよ。松崎選手と比べたら、経験が浅いですからね。でも、始めたきっかけは強さの証。その気持ちを一回心に止めて、周囲の声を聞いた時に「ここは引くところじゃないな」と受ける気持ちを固めたんですよ。

── 受けるまでにも紆余曲折があったわけですね。昨年から今年にかけて行なわれたスーパーフライ級のNEW RAIDERS LEAGUEでは好成績を残しました。

MICHAEL ハイ、勝ち進んでいくことは自信につながりました。ただ、(リーグ戦の開催期間中に)自分は交通事故にあって入院しなければならなくなったんですよ。それで途中で外れてしまったし、その前には土橋(朋矢)選手と引き分けました(2105年10月18日)。でも、自分の中では「スタミナさえつけば、自分もいい感じで土橋選手を追い込めたのかな」と思いました。前回の松崎選手の試合(7月10日のVS土橋朋矢)を見させてもったけど、チャンスはゼロではないと思っています。

── 現在の練習は?

MICHAEL ちょうど土橋選手と闘う2カ月くらい前から転勤で千葉の袖ヶ浦にいるんですよ。現地ではONE'S GOAL さんにお世話になっています。事故で入院中は相沢会長や引藤(伸哉)さんのお見舞いが励みになったので、自分も早く練習したいと思うようになりました。試合が近くなれば、フライスカイジムで練習するために地元(神奈川県綾瀬)に戻っています。

── ここだけは松崎選手に負けていないと思える部分は?

MICHAEL フン・ファー会長はタイ人ということもあって、フライスカイジムでは首相撲を中心に練習してきました。おかげで伸びることができた。ONE'S GOALに通うようになってからはパンチやキックを重点的に練習するようになりました。フライスカイジムのタイ式とはまた違ったやり方で、今までなかったものを取り入れることができているような気がします。最近はパンチでダウンを奪うことが多くなってきましたからね。

── 当日はどんなところに注目してほしい?

MICHAEL 自分は自分が楽しめる試合をしているつもり。入場するまでは不安もあるけど、リングに上がってしまえば全力で楽しむ闘い方をします。以前誘いを受けて地下格闘技に出た経験もあるけど、そういうところだと見た目や柄だけで声援を受けたりする。でも、REBELSでは単純に試合を見てもらって「この選手はいいな」と思ってもらい、「またこの選手を見たい」と思ってもらえるようにしたいですね。

○プロフィール
MICHAEL・FLYSKYGYM
所  属:FLYSKY GYM
生年月日:1991年10月7日生まれ(24歳)
出  身:神奈川県綾瀬市
身  長:161cm
通算戦績:7戦5勝(0KO)1敗1分



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