八神剣太選手 インタビュー公開!
インタビュー
公開日:2017/4/6
2017年4月16日(日)にディファ有明で行われます「REBELS.50」にて闘ふ神主 櫻木崇浩選手と対戦いたします、八神剣太選手のインタビューを公開させていただきます。
── 先日J-NETの防衛戦がありましたね。防衛おめでとうございます!
八神 ありがとうございます。いつもと変わらず、全く相手の事も調べずにリングに上がりましたね。ただ内容は、やはりベルトを守るという意識が頭にあってポイントを取られない戦い方をしてしまって、応援に来てくれたお客さんに対して申し訳なかったなと反省しています。(ショボン)
── じゃあ、次はそんな試合はしないと?
八神 はい!そうですね!次の試合は、もっとガンガン行こうと決めてます。いや、でもタイトルマッチだしなぁ……やはり負けない戦い方をしないと……い、いや、ガンガン行きます!(笑)
── 一体どっちなんですか!(笑) 次の相手はイノベーション王者の櫻木崇浩選手とのタイトルマッチです。櫻木選手の事は知ってますか?
八神 勿論、知ってます!ただ僕は前も言いましたが相手のビデオを見たりとかは全くしないんですよね。
── えっ、少し見たりとかも無く、全く見ないんですか?
八神 はい。やはり、僕も観客の方と同じように、リングに上がってから「あーこの選手はこういう感じなんだ!」とか新鮮に感じて楽しみたいんですよね。
── あのーファンじゃないんで、そこは調べた方がいいと思うんですけど……
八神 いや、なんというか先入観を持ちたくないんですよ。この選手はローだと思ってたら、違った技で来られて慌てるとかしたくないんですよねぇ〜。そういった先入観を持たずに櫻木選手との初会合を楽しみたいですねぇ。今回は、とにかくお客さんを爆発させたいです。昔はもっとプロ意識あったなと。こないだの防衛戦終わった瞬間に「これじゃあダメだ!」と物凄く反省しましたよ……。
── じゃあ、今回は期待しちゃっていいですか?
八神 だといいんですけどねぇ……うーん……
── (ズルっ)いや、爆発させるって今言ったじゃないですか!?
八神 でもベルトがかかってますし、うーん……いや、今回は行きます!盛り上げないとと反省したんで!まあ、確約はできないですけど……
── そ、そうですか……相変わらず掴みどこがない八神選手ですが……話は変わって、前回のREBELSで負けた古谷野選手は意識しますか?
八神 そうですねぇ……そりゃ一回やった相手は頭のどっかで意識はしてると思います。まあ、前回負けたのですぐに再戦とは言えないですけどREBELS-MUAYTHAIのベルトを取ってやりたいですね。
── 本来はフェザーのワンデートーナメントの予定でしたから、リベンジの可能性も十分ありましたからね。それはまた次回以降のお楽しみになりそうですね。
八神 フェザー級って、本来花形階級じゃないですか?でもフェザー級でワンデーが見たい!って55kgみたいに盛り上がってるかと言うと、そんな感じではないような気がするんですよね。それが歯痒いですよね。それはなんでかというと、那須川天心選手みたいな絶対的な存在がいて「あいつの首を取ってやろう」という風にならないからなのかなと。やはり梅野源治選手の首を取ってやろうという選手が出てくるからKNOCK OUTのライト級トーナメントも注目されますしね。ただそうは言っても、僕がそうなってやるぜ!とかは全くないんですけど(笑)
── えー、こんだけフェザーは花形で盛り上げたいと言ってるのに??だって、八神選手だってJ-NET・WPMFのベルトを持っていて、今回勝てばREBELS-MUAYTHAIと3本のベルト保持者になります。そしてイノベーションのフェザー級王者の櫻木選手に勝つということは、実質的にはフェザー級で4本持つことになりますよ!!もっと自覚持って「俺がフェザー級最強だ!」ぐらいアピールしないと!!
八神 いやー僕は本当、のらりくらりとやっていきたいんですよ。正直いうと格闘技向いてないかも……いや、向いてないんですよ!(キッパリ)
── えっ?こんなに試合してベルトも取ってるのに?向いてない??
八神 はい。たまたま運良くベルトは貰えたのかなって(笑) だって、僕試合前に睨み合いする人とかいるじゃないですか?本当、あの意味が全く分からないですもん。記者会見とかで睨まれても、何していいか分からなくていつも困ってますし……。別にびびったりとかは全くないんですよ。でも、あっあっ、この感じなんなんだろ……どうしたらいいなかな?って(笑) で、試合終わったら、抱き合ってきたりしてさ……えっ昨日あんなに睨んで来たのに、なんで?!って。
── 確かにそう言われたら……いや、でもそれはねぇ、良くある風景だし、盛り上げる為じゃないですかね?
八神 多分未だに世間では、格闘技やるのがヤンチャな人とか不良だったりするイメージがあって、それをしないと盛り上がらないみたいな感じなんじゃないですかねぇ。僕も昔そうやれと言われた事ありましたけど、全くやらなかったですもん。みんながみんなそうだったら全部一緒じゃんって!個性が逆にないですよ!(ドン!)(机を叩きながら) だから僕、計量会場嫌いなんですよ!(ドンドン!)
── えっ、な、なんでですか?
八神 だって、計量会場ってみんな無駄にピリピリしてるじゃないですか。みんな、よくあんなピリピリしてる場所に入れるなと思いますね。ハート強いなって。今ピリピリしてもしょうがないじゃんって思うんですよ。だから、試合以外の時はオンオフのスイッチがはっきりしてるタイ人選手なんて、すごく好きなんですよね。
── そうですね、タイ人選手は計量は勿論試合直前まで普通にしてて、試合になるといきなりバチっとスイッチ入りますよね。あれは日本人では中々いないですね。
八神 そう。そこは本当に一緒の感覚なんですよ。もっと言うとタイ人って、勝ち負けすらあまり気にしてないというか、いや、気にしてるけど負けちゃった、しょうがない、次!みたいなとこあるじゃないですか?
── そうですね。日本人みたいにいちいちこの試合負けたら、もうダメだ!辞める!みたいなの無いですねぇ。
八神 良く僕が思うのは、いや、これ言ったら誤解されちゃうかな……言わない方がいいかな……
── ここまで言ったら言ってくださいよ!
八神 ジムの仲間の人とかがデビューするじゃないですか。そして何戦かして負けてしまったりするとすごく落ち込んで、自分の全てを否定するくらいネガティブな感じになってしまったりして、自分の中の黒歴史にしてしまうじゃないですけれど……そういうのを見ると、そこまで勝ち負けにとらわれなくてもいいんじゃないかなと思っちゃうんですよね。あっこれはあくまで僕の考えですよ!誤解しないでくださいね!
── 大丈夫ですよ(笑) 言いたいことは分かります。
八神 せっかく好きでやってるキックでデビューしたのに、負けた事で自分の中で黒歴史になってしまって、これだったらアマチュアでいた方が戦績も良くて本人にとっても良かったんじゃ……なんて。だからもっとお祭りだと思って楽しもうよ!じゃんけんで負けても落ち込まないじゃん!戦績なんて消し去ってしまえ!!――そんなメンタルでみんながいけたら、もっと興行が盛り上がるのかな?と……まあ、無理ですけどね……あっこんな事、僕ごときが言うと嫌われちゃうので、やっぱ無しで!日本人はこういうの無理ですよねぇ……。
── 八神選手が言いたい事は、みんな分かると思いますよ。ただ中々そこまで振り切れるようになるのは日本人のDNAでは難しいかなと思います。でもそんなメンタルでいけたら、もしかしたら試合が面白くなるのかもしれませんね。八神選手の前回の試合みたく守りに入る事ないでしょうし(笑)
八神 あっ……それを言われると……。(ショボン) 今回は意識変えていきます!(キッパリ) その時その時の勝敗を気にせずに(負けていいやという事では無く)、自分の持ってる力を出し切る試合をします!!(キリッ)
── 期待しています!ありがとうございました!
八神 はい、こちらこそありがとうございました!大丈夫かな、こんな生意気な事言って批判されないかな……あっでも勝ったらREBELS-TVにまた呼んでください!宜しくお願いします!
○プロフィール
八神 剣太
所 属:レジェンド横浜
生年月日:1986年4月12日生まれ
出 身:神奈川県
身 長:172cm
戦 績:35戦22勝(8KO)12敗1無効試合