KOUMA選手 インタビュー公開!
インタビュー
公開日:2017/6/4
2017年6月11日(日)に後楽園ホールで行われます「REBELS.51」にて炎出丸選手と対戦いたします、KOUMA選手のインタビューを公開させていただきます。
「恥ずかしい格好を仲間に見せたくないので、やられても前に出ます」
── 久々のREBELS参戦となりますね。
KOUMA 2年くらい前に2回ほど出ているけど、いまのREBELSさんには自分の階級の強い選手がいっぱいいる。山口(元気)代表から声をかけてもらったのはすごくありがたい。期待に応えたいですね。
── REBELS 55kg級戦線には魅力を感じていたわけですね。
KOUMA ただ、話をいただく直前までは階級をひとつ下げようと思っていたんですよ。55kg級にはほとんど減量しないで出ているんですけど、周囲から「減量した方がいい」と薦められたので、「だったら次は53kg級で出ようかな」と思っていた矢先でした。
── バンタム級転向も考えていたわけですね。
KOUMA 他団体からも55kg級でオファーをいただいたんですけど、その時は「僕、階級を落とそうと思っているんですよ」と正直に話しました。ただ、今回はREBELS-MUAYTHAIのタイトルマッチじゃないですか。炎出丸さんは自分とやりたがっているという話も耳にしたのでやりたいなと思いました。
── 今年2月にはラウェイに初めて挑戦して大きな話題を呼びました(『Lethwei in Japan 2』で実現したヤーザー戦。結果はドロー)。
KOUMA 楽しかったけど、結果を出せなかったことは悔しい。ラウェイはKO以外は全部ドロー。変な話、手数で判定をとったら自分の負けじゃないかと思うんですよね。ちょっと前までルールを破り続けたアウトロー的な生き方をしてきたのに、ラウェイではルールに助けられた感じがします。チャンスがあれば、もう一度ラウェイに挑戦して白黒つけたい。
── 完全決着をつけたいわけですね。ラウェイの延長というわけではないけど、REBELSでも自分の拳中心のファイトを楽しんでほしい?
KOUMA ハイ。その気持ちは強いですね。
── バイク屋の仕事が多忙で睡眠時間は4時間ほどしかとれないという話を耳にしました。いまでもそう?
KOUMA そういう生活はいまでも変わっていません。さすがに眠い時もあるけど、格闘技は練習しないとやられてしまう世界じゃないですか。自分も「今日は練習をサボろう」という気持ちが頭をもたげる時もあるけど、自分が休んでいるうちに相手は練習しているんじゃないかと思ったら…。格闘技は練習をサボったら、それが思い切り試合に現れると思いますからね。
── そう考えたら、練習はサボれない、と。ところでリングネームの由来は?
KOUMA 本名の「宏馬」を英語表記にしたものです。この名前にする気じゃなかったけど、試合を申し込む時、タイ人は漢字を書けないので、「KOUMA」と書かれたことが始まりでした。それがそのままリングネームになってしまったんですよ(微笑)。
── 今回は55㎏級なので、いつも通りほぼ減量することなく挑む?
KOUMA 大好きなお菓子を我慢するくらい。
── エッ!?KOUMA選手は暴走族出身。失礼ながら、お菓子というイメージは全くといっていいほどありません。
KOUMA 僕、スナック菓子がめっちゃ好きなんですよ。お菓子を食べられないのはきついけど、そんなことをいったら減量に苦しんで飲まず食わずでやっている選手に失礼ですよね。
── 空位の王座を争う炎出丸選手の印象は?
KOUMA 炎出丸選手は首相撲が強いけど、僕は首相撲がめっちゃ弱い。炎出丸選手が首相撲で勝負にきたら、気持ちで対抗します。
── 技術vs気持ち!
KOUMA ほかの選手と比べても前に出る気持ちは自分が一番だと思っているので。これまでの試合もたとえどはんな下馬評であっても、その気持ちで勝利を掴んできました。
── 気持ちを見てくれという選手は多いけど、なかなかリング上では表現しづらい。それを具現化できるスキルを持ち合わせていることがKOUMA選手の強さにつながっているのではないかと推測します。
KOUMA ほかの選手の気持ちはわからないけど、やっぱり負けたくないじゃないですか。恥ずかしい格好を仲間に見られたくないのでやられても前に出る。それが僕の原点ですから。
○プロフィール
KOUMA
所 属:WSRフェアテックス荒川
生年月日:1984年12月17日生まれ
出 身:東京都
身 長:163cm
戦 績:14戦12勝(7KO)1敗1分
タイトル:WPMF日本スーパーバンタム級王者