【REBELS.68】古村光インタビュー公開!
インタビュー
公開日:2020/11/24
「ムエタイテクニックでいなしまくった上に、ヒジで華麗に倒す」
――古村選手はお兄さんの匡平選手と同じくジュニア時代からタイで試合をするなどの活躍が目立ってましたよね。何歳から格闘技を始めたのですか?
古村 4歳から空手をやりながらキックの試合にも出ていて、ムエタイは中学2年生から本格的にやり始めました。アマチュア時代には日本とタイを行き来して練習や試合をこなし、タイでは9戦しています。プロデビューしてからは去年の9月にラジャダムナンスタジアムで1RKO勝ちしました。
――今はFURUMURA-GYM所属ということですが、ご自身のジムで練習を?
古村 そうですね。元々は別なジムで練習していたのですが、2年前から兄と二人だけで家や倉庫などで練習しています。
――お父さんが指導者で兄弟で練習している選手はいますが、なぜ兄弟二人だけでやろうと思ったのですか?
古村 兄弟だけでやった方が自分たちのやりたいことだけをできますし、飛躍できるかなと思ったので独立しました。指導者が欲しいと思って昨年にトレーナーを探しにタイに行き、『KNOCK OUT』で小笠原瑛作選手にKO勝ちしているサオエーク選手を育てたチューワッタナジムのタイ人トレーナーを招いて今年1月から指導を受けています。昔の自分の練習風景の動画を今見ると、技術面、身体が全然違うので凄く成長しているのを感じています。
――出稽古に行くことはあります?
古村 全くやりません。タイの練習環境と同じようにジムに住み込みしている感じで、日によってはフィジカルトレーニングをやる3部練で物凄くきつい練習の毎日なんですが、いい練習環境だと思います。
――ずっと兄弟で一緒にいて嫌になることはありませんか?
古村 全く感じたことはなくて、むしろ今の環境が楽しいです。
――お兄さんは今年『KNOCK OUT』の無法島GPに出て、丹羽圭介選手やバズーカ巧樹選手と対戦するなど早くもトップ戦線で活躍していける実力を証明済みです。一般的に同じことをやらせると兄よりも弟の方が素質はあると言われてますが、古村兄弟はどうでしょう?
古村 兄もめちゃくちゃ強くなっていてパワーでは負けることもありますが、僕は技術面で上回っていると思います。
――今回、昨年11月の『KNOCK OUT』(星野航大に2RTKO勝ち)以来、約1年ぶりの試合が決まりました。
古村 あの時とは比べものにならないぐらい、自信、技術、パワーが付いていると思うので間違いなく面白い試合ができます。
――今回の相手、森岡悠樹選手の印象をお願いします。
古村 ガツガツ前にくるタイプの選手ですよね。自分はしっかりとムエタイスタイルを貫き通します。ムエタイテクニックでいなしまくった上に、隙があえばヒジで華麗に倒す試合をしたいなと。僕は左ミドルが得意なので蹴りでの悶絶KOもいいと思いますが、その勝ち方では面白みに欠けるので最後はヒジで決めたいですね。
――試合を楽しみにしています。森岡戦をクリアーしたらその後の展望があれば教えて下さい。
古村 とりあえず『REBELS』だけじゃなく『KNOCK OUT』でもチャンピオンになって、地方にもこんなに強い選手がいるんだというのをアピールしたいと思います。もう自信しかないので、今すぐにでもチャンピオンとやらせてもらいたいぐらい。今ちょうど「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」が開催されて、来年には新チャンピオンが誕生します。小笠原瑛作選手はずっと前から憧れていて、僕は瑛作選手に負けているファン・ヒョシク選手に昨年九州のリングで対戦して唯一の負けを喫してしまいました。あの時とは比べ物にならないぐらい今はレベルアップしているので、『REBELS』や『KNOCK OUT』で小笠原瑛作選手とやれるぐらいの力があることをアピールしていきたいと思います。
プロフィール
古村光(ふるむら・ひかる)
所 属:FURUMURA-GYM
生年月日:2001年2月8日
出 身:佐賀県三養基郡みやき町
戦 績:4戦3勝(3KO)1敗