【REBELS.68】鈴木貫太インタビュー公開!
インタビュー
公開日:2020/11/24
「僕の憧れの選手は“激闘男”と呼ばれた先輩。気持ちの強さを見せられる試合をしたい」
――まずはパーソナルなことからお聞きしたいのですが、格闘技はいつから始めたのでしょう?
鈴木 魔裟斗さんやKIDさんの活躍をテレビで見て、21歳からキックを始めました。それまでは小学生の頃に野球をやったぐらいで、格闘技も未経験でした。
――アマチュア戦績は何戦ぐらいあったのでしょう。
鈴木 3戦3勝と少ないのですが、プロになりたいという強い意志と、毎日ジム通いしていた姿勢を相沢吉彦会長が考慮してくださって、アマチュアで経験を積むよりプロで試合していった方がいいという判断でプロデビューさせていただきました。
――今回、昨年10月の大川一貴戦以来の『REBELS』参戦となりました。対戦する壱選手にはどのような印象がありますか?
鈴木 大川戦がそうでしたけど、キャリアが上の相手だと燃えますね。壱選手は他団体でタイトルを持っていて、若いのにキャリアもあって実力のある選手だと思います。
――そういう選手にご自身は何で対抗しますか?
鈴木 筋トレで鍛えたパワーと身体、気持ちの強さでは負けません。そういえば高校の頃にウエイトトレにハマッていて、ジムのベンチプレスで120kgを上げていたら、そのジムに通われていたパワーリフティング協会の方から「これからしっかりやり込んでいけばオリンピックを目指せるぞ」と声を掛けて頂いたことがありました。ただ単純に身体を鍛えるのが好きなだけだったので、お断りしましたが(笑)。
――そういうパワーはキックではどのように活きてくると感じます?
鈴木 やはり打撃の一発の破壊力に結びついてくると思いますし、戦う競技なので力が強いには越したことはないなと感じています。試合中に組んでも力負けしたことはないし、ジムには上の階級の選手ばかりなのですが、互角に渡り合えていると思います。
――対戦相手の壱選手はムエタイベースの戦い方が得意な選手となります。
鈴木 倒すイメージはたくさんできています。首相撲を得意としているので組んでくるとは思いますが、ジムでは大きな選手を相手に組まれてからの戦い方も学んでいます。毎日、壱選手のことを考えて勝つ練習をしていますよ。
――どのような戦いをイメージしてますか?
鈴木 ジムの先輩には、かつて“激闘男”と呼ばれた元WPMF日本フェザー級チャンピオンの長嶋大樹さんがいて、自分は凄く尊敬していてああいう戦い方に憧れていたので、長嶋さんのように気持ちの強さを見せられる試合をしたいと思っています。ここで名前のある壱選手に勝てばトップ戦線に食い込んでいけるチャンスだと思いますし、「ここは頑張りどころだ」と自分に言い聞かせて頑張っています。それから、ジムの相沢会長がSNSに“多くの方に鈴木貫太を知ってもらうために究極の指導をしていく!”と投稿されていたんです。その言葉が心に刺さったので、それをスクショして携帯の待ち受け画面にして、しんどい時はその画面を見て自分を奮い立たせるようにしています。
――壱選手を倒せば、激戦区のREBELS-RED 55.5kg級で自分の存在感を示す、いいアピールになりますね。
鈴木 僕は、いま開催されている「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」のメンバーに選んでもらって、一回戦で宮元啓介選手との対戦が決定していたのですが、諸事情で辞退してしまいました。ここで壱選手に勝って、いつか宮元選手とやらせていただきたいと思います。会場に来るほとんどの人が“鈴木貫太って誰だ?”って程度の知名度だと思いますが、そういう方々にバチッと覚えてもらえるような試合をします。期待していてください。
プロフィール
鈴木貫太(すずき・かんた)
所 属:ONE’S GOAL
生年月日:1996年2月9日
出 身:千葉県袖ケ浦市
戦 績:7戦4勝2敗1分