【REBELS.68】白幡裕星インタビュー公開!

インタビュー

公開日:2020/11/26

「リングに上がれば年齢は関係ない。敬意を持って倒しにいくだけ」



――今回『REBELS』で初インタビューになるので、まず格闘技を始めたきっかけから教えて下さい。

白幡 2つ上のお兄ちゃんがいて小さい頃に喧嘩ばかりしていたら、親から「そんなに喧嘩ばかりするんだったら格闘技をやりなさい!」と言われて、僕が小学2年生の時に兄弟でキックボクシングを始めました。

――お兄さんの白幡太陽選手は8月のイノベーションでプロデビューしましたが、なぜデビューが遅くなったのでしょう?

白幡 二人とも高校進学する前に父から「高校行くなら高校でしっかり勉強して、キックを続けるならキック一本で頑張りなさい」と言われて兄は高校卒業してからプロに、僕は『キックは今しかできない』と思ったので中学を卒業してキック一本で進むことにしました。

――お兄さんは今の弟の活躍をどう見てますか?

白幡 「早く追いつけるように俺も頑張る」と言っています。お兄ちゃんとは一緒に頑張っていけたらと思います。

――今では仲の良い兄弟なんですね。では、今回の試合についてお聞きしたいと思います。当初、対戦予定だった泰史選手が体調不良による欠場で代替選手として松﨑公則選手の出場が決定しました。対戦相手が変わって問題はありませんでした?

白幡 スーパーフライ級戦線で泰史選手との一戦は大きな意味を持っていたので試合がなくなってテンションが落ちましたが、松﨑選手は元REBELSのチャンピオンで、現チャンピオンの老沼(隆斗)選手と同じジムなので逆に気合いが入りました。
作戦に関しては泰史選手がオーソドックスで、松﨑選手がサウスポーなので、構えが変わったという違いぐらいで、特に泰史戦に向けてめちゃくちゃ作戦を練っていたわけでもありませんし、対サウスポーは慣れているので噛み合う試合になると思います。僕は10戦やって6戦がサウスポーの相手で、練習でもサウスポーの選手が多いのでもう慣れてしまいました。

――松﨑選手の印象を教えて下さい。

白幡 凄くタフでどんどん前に出てくるイメージがあります。同じ道場の安本晴翔先輩が松﨑選手と『REBELS』で対戦(2017年6月11日)していて判定で勝っているのを会場で見ていて、毎回、松﨑選手の試合にはハズレがなく、タフで強いので尊敬しています。

――安本選手の試合結果や内容と比較されると思いますが、それは意識してます?

白幡 そうですね。僕はいつもテクニックとスピードで圧倒する試合なのですが、今回は力強さも出します。まだKO勝ちがないので松﨑選手を倒せばKOの感覚が掴めてくるのかなと。

――KOするための実験台になってもらうと。

白幡 そこまでは言わないのですが……(苦笑)、KOは狙っていきたいと思います。

――謙虚ですね(笑)。首相撲を得意とする選手ですが、その点に関してはどうでしょう?

白幡 道場でも首相撲の得意な選手たちとやっていて、得意な方なので特に問題はありません。どんな局面になっても対応できると思います。

――白幡選手は18歳、松﨑選手は45歳と27の年齢差に関しては思うところはありますか?

白幡 リングに上がれば年齢は関係ないと思うので特に気にしていません。今回は敬意を持って倒しにいくだけです。ちなみにうちの両親は50歳であまり松﨑選手と変わりません(苦笑)。

――……。白幡選手は今年2月に老沼選手と対戦しているだけに、松﨑選手は老沼選手からかなりアドバイスを聞いてくると予想されます。

白幡 僕は老沼選手に負けているので対策は充分で来ると思いますが、そういうことを気にしていると自分の動きができなくなるので考えないようにしています。

――ここで勝って来年はどういう1年にしたいですか?

白幡 僕は軽自動車を買おうと思っていて、2DKの部屋に引っ越しもしたいのでそれを実現させるためにも負けられません!

プロフィール

白幡裕星(しらはた・ゆうせい)
所  属:橋本道場
生年月日:2002年8月11日
出  身:東京都渋谷区
戦  績:10戦8勝1敗1分
タイトル:MUAY-THAI OPENスーパーフライ級王者


^