【REBELS ~The FINAL~】良太郎インタビュー公開!

インタビュー

公開日:2021/2/16

「『REBELS』の最後に、意地のぶつけ合いを見せつける!」



2・28『REBELS ~The FINAL~』の「64kg契約/REDルール/3分3R・延長1R」で、橋本悟と対戦する良太郎。
REBELS-REDライト級王座を保持する良太郎は、『REBELS』から『KNOCK OUT』に移行するこのタイミングで階級アップを表明。その意味でも今回の橋本戦は、重要な一戦だ。そんな良太郎がこの試合にかける意気込みとは?



──1月の対戦カード発表会見では、橋本選手との顔合わせで微妙に和やかな空気になってましたね。

良太郎 そうですかね。まあ僕もいい年なんで、乱闘とか起こしてたらヤバいでしょう(笑)。もう30超えてるんですから(笑)。

──いや、乱闘を期待してるわけではないんですが(笑)。橋本悟選手のことはどう認識してましたか?

良太郎 僕はチームの代表でもあるので全体的に見てますし、橋本道場は名門でいい選手がたくさんいるじゃないですか。もちろん試合会場ではよく顔を合わせますし、年齢も近いので、会えば普通に話もしますよ。

──キャリア的にもどこかで対戦していてもおかしくなさそうですけどね。

良太郎 そうですね。ただ、本来の階級は橋本選手が上なので。本来、僕は61.2kgの階級のチャンピオンで、彼は最近は64kgとか65kgとかでの試合が多いですよね。今回は64kg契約での話が来たので、実質は僕が上げている感じです。

──その契約体重は気にならなかったんですか?

良太郎 僕は65kgでもよかったんですよ(笑)。前回のハチマキ戦も64kgでしたしね。そこは全然大丈夫です。階級のリミットが変更になって、この先は65kgのスーパーライト級でいくつもりなので、そこにアジャストできるように挑戦していければと思ってます。

──会見の時点で宮田プロデューサーからも「激闘間違いなし」という言葉もありましたが、一方で橋本選手は「サラッと勝つのも目指して」とも言っていました。実際、どういう展開になりそうでしょう?

良太郎 そりゃあ「負けます」って言って試合する選手はいないですからね(笑)。ただ、お互いキャリアもありますし、それこそ『REBELS』のファイナルという舞台で、僕が階級を上げて橋本選手とやる形なので……まあそりゃゴングが鳴ってドーン!って倒せば一番楽ですけど(笑)、そんな楽な方向に行くことばっかり考えてたら、練習も抜いちゃいますから。そうならないように、フルラウンド戦い切るスタミナと作戦も考えながら動いてます。でも性格的にもこういう感じだし、打ち合って楽しくなっちゃって……っていう想像はしてるんですけど(笑)。

──打ち合いになったとしたら、橋本選手はそれに応える相手ですよね。

良太郎 気持ちいいファイターですからね。お客さんもそれが見たいし、この前もハチマキ選手とやっててそれを感じたし。本当はね、カーンと鳴ってドーン!と終われば、楽でいいですけど(笑)、そんな楽な世界じゃないですからね。

──当日は日菜太vs海人、老沼vs白幡のタイトルマッチなどもありますが、一番目立つ試合を目指すという気持ちは?

良太郎 今のシステムだと、結局は選手の誰かからチケットを買ったお客さんが多いわけじゃないですか。でも、ツイキャス有料配信も含めて、「良太郎が出るんじゃん」「橋本悟が出るじゃん」って少しでも思ってもらえて、トイレ休憩になっちゃダメですよね。その点、僕らの試合はそうはならないであろうなというのがあるので。僕は全力でそこに応えられればなという感じです。

──ご自身にとって、この試合の一番のテーマは?

良太郎 何だかんだ橋本選手も何度も『REBELS』に出ていて、僕も『REBELS』の最後のチャンピオンなので、意地のぶつけ合いは見せつけたいですよね。こういうキャラ同士ですから(笑)。技術レベルの高い試合もあっていいんですけど、それこそ宮田さんがプロデューサーになって、その宮田さんがいた全日本キックの時代の、あの血なまぐさい感じが僕は好きなんで。お客さんも、今だったらコンプライアンス的にダメな応援の仕方をしたりして。ああいう雰囲気が好きなので、少しでもそれに近い感じで楽しんでもらえればなと思います。

──このところ、「REBELSの“顔”」争いが活発になってきています。良太郎選手はそこについては?

良太郎 僕はデビュー当時から選手兼トレーナー兼マネージャーみたいな感じでやっているので、主催者側の気持ちも考えちゃうんですよ。各団体に一人は“顔”になる選手がいないと、その団体の色味が感じられないですよね。『REBELS』ではぱんちゃん璃奈選手が出てきてるし、鈴木千裕選手や龍聖選手の勢いもすごいですけど、僕は「裏枠」でいいんです(笑)。

──でも「『REBELS』と言えば」という選手の一人なのは間違いないわけで。

良太郎 だからこそ、『KNOCK OUT』になるにあたって階級を上げて、またタイトルを獲りに行くことを目指してモチベーションを上げているところでもあるんですよ。その選手にしか出せない色気ってあるじゃないですか。僕はけっこう異質ではあると思いますけど(笑)、そのポジションはけっこう大事だと思ってるんで。

今、同じチームの安達浩平が王座決定リーグ戦をやっていて、トントンといけばタイトルマッチをやってベルトが獲れると思うし、他にも濱田巧とかもいるので、教え子が上に行って、僕自身も新しい階級でベルトが獲れれば、それはそれで面白いじゃないですか。

──橋本選手に良太郎選手へのメッセージを聞いたところ、「お互い引退したらメシでも行こうよ」ということでした。逆に橋本選手に対してメッセージを……。

良太郎 いや、引退しなくてもメシぐらい行きますよ(笑)。何で「引退したら」なんだろう? じゃあ、「試合終わったら飲みに行こう」って伝えといてください。あ、じゃあ負けた方のおごりということで(笑)。言っといてくださいね!

──了解しました!(笑)

プロフィール

良太郎(りょうたろう)
所  属:池袋BLUE DOG GYM
生年月日:1988年12月21日
出  身:千葉県柏市
戦  績:30戦12勝(5KO)13敗5分
タイトル:REBELS-REDライト級王者


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