【REBELS ~New Year Festival~】前日計量レポート

レポート

公開日:2021/1/10

 2021年1月11日(月・祝)東京・新宿FACEで開催される「『創世のタイガ』&『無法島』PRESENTS REBELS ~New Year Festival~」の前日計量&会見が1月10日(日)午後に都内で行われた。

 今大会では『KNOCK OUT』&『REBELS』2020年・年間表彰式が行われ(12:30~)、『KNOCK OUT』と『REBELS』での2020年の全試合を対象に最優秀選手賞(MVP)、最高試合賞(ベストバウト)、殊勲賞、敢闘賞、技能賞、優秀選手賞、ベストKO賞、特別賞、新人賞の9部門で賞が用意され、受賞する選手にリング上で表彰が行われる。その後、全4試合が行われ(13:15~)本戦3試合では、小笠原瑛作、小笠原裕典、炎出丸のクロスポイント吉祥寺トップ3選手が西の地方から参戦する松岡宏宜(闘神塾)、大脇武(GET OVER)、横野洋(キックボクシングジム3K)の3選手を迎え撃つ。なお、当日券は会場で11:30~発売。

■55.5kg契約 REDルール(ヒジ有効)3分3R・延長1R
小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)vs松岡宏宜(闘神塾)



 瑛作は55.4kg、松岡は55.2kgで計量をクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。計量後に行われた会見で瑛作は「2021年、『REBELS』『KNOCK OUT』はどんどん大きくなっていきます。そのスタートダッシュが大事だと思うので僕の試合でバッチリ決めて盛り上げていきたい」と意気込みを語る。

 2021年初興行のメインを務めることになり、「僕はこの団体を背負って大きくしていくことが使命だと思っています。倒して勝つ試合はお客さんにはわかりやすいので、倒して勝ちたい」とKOを予告した。

 40戦以上のキャリアを持つ瑛作に対し、今回、18戦の戦績を持ちキャリアに差がある松岡との対戦となったが、「僕は以前に何度かミスして負けた試合もあったので、去年はそうならないことを課題にしてやってきました。相手が誰であろうとしっかり仕上げてきたので、今回は絶対にポカはないと思います」と勝利に絶対の自信を見せている。

 一方、松岡は「『REBELS』初参戦で誰もが知っているトップクラスの選手とやれることは凄く光栄。テレビやYouTubeでずっと見ていた選手でやるので不思議な感じがします。やっぱりオーラがあってトップ選手というのはこんな感じやなと感極まっています」と試合が待ち遠しい様子。

 去年10月に結婚し、今年5月に第一子を授かる予定だという松岡は、背負う物ができたことで気合い十分。「この試合は僕にとって勝てばハイリターンな試合ですが、小笠原選手にとってはハイリスクなのによく受けてくれました。僕は思い出作りで試合をする気はありません。生やさしい試合ではなく激しい試合をしたいと思うので期待していて下さい」と激闘を予告した。

■57.0kg契約 BLACKルール(ヒジ禁止)3分3R・延長1R 
小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)vs大脇武(GET OVER)



 裕典は56.9kg、大脇は56.4kgで計量を一発パス。

 今大会からフェザー級に階級を上げBLACKルールに転向することとなった裕典は「こういう状況下で試合ができることを凄く幸せに思います。僕はまた1つ上のレベルに行きたくて、今回はあえて自分の得意なヒジ打ちを封印してBLACKルールに挑戦します。明日は今までの自分とは違うところを見せて『今年の小笠原裕典は面白いんじゃないか』といつも見てくれている方に期待を持ってもらえるような試合をできれば上出来かなと思います」と進化した姿を見せたいという。

 一方、『REBELS』初参戦となる大脇は「2021年初戦を東京で試合ができること、小さい頃から夢見ていたメジャー団体に出られることは凄く嬉しく思います。この試合で名を売ってここからがスタート。今回確実に倒してもっと上の人とやっていきたい」と野望を語った。

 お互いの印象を聞かれると、大脇は「小笠原選手は兄弟で有名。メジャー団体の一発目で名前のある選手とやらせてもらって凄く嬉しいので明日は確実に倒したい」と下克上に自信を見せたが、裕典は「大脇選手はイケメンなのに、女性関係が上手く行っていないと聞きました。なぜうまく行っていないのかな?」と疑問を投げかける。まさかの質問に大脇は「毎回、浮気されるんです……」とプライベートなことを包み隠さない答えに会場は笑いに包まれた。

 それを受けて裕典は「可哀そうだけど、毎回浮気されるということは間違いなく本人が悪い。自分に魅力が足りないので女性を攻めずに自分の魅力をもっと上げてもらいたい」と冷静にアドバイスを送る場面もあった。

 試合に向けての抱負を聞かれると、裕典は「他のスポーツとは違って格闘技は倒し合いなので喧嘩であって相手に敬意を持つ必要はないという選手もいますが、僕は武道の精神を大事にしていて、人生を懸けて一生懸命トレーニングしていますが、相手も同じことをやっています。そこに対してリスペクトを持って、明日は気持ちよく倒し合えたら」とした。

 また、2020年・年間表彰式で狙っている賞について聞かれた裕典は「正直狙っている賞はありません。ここ数年間は水の中で戦っているような、自分の思い通りに動けない試合がずっと続いていて、去年は色んなことを変えながらも自分の中で納得した試合ができていません。逆に今年に期待してもらえるような試合をしたい」とした。

■55.5kg契約 REDルール(ヒジ有効)3分3R・延長1R 
炎出丸(クロスポイント吉祥寺)vs横野洋(キックボクシングジム3K)



 55.5kgジャストで計量をパスした炎出丸は「いつも通りしっかり落とせて試合ができることが嬉しいです」と計量パスしたことにホッとした様子(横野は55.3kgで計量クリアー)。

 お互いの印象を聞かれると炎出丸は「特にありませんが、明日はしっかりぶっ倒したいです」といえば、横野は「相手の名前は知ってましたが、こんな人なんやという感じ。映像もほぼ見てない」と特に気にしていないという。

 試合に向けての抱負を聞かれると横野は「東京での試合、メジャー団体での試合は初めて。印象を残したいのでばっちり決めたい」と完全決着を予告すれば、炎出丸は「相手のことは特に興味がないので、とことん痛めつけてやろうと思います」と圧勝を予告した。

 初戦をクリアーしての今年の目標については、横野は「しっかり獲ってベルトを巻けるように頑張りたい」といい、炎出丸は「今回しっかりインパクトの残る試合をして、『REBELS』は3月から『KNOCK OUT』に変わりますが、そこでも目立っていける試合をしていきたい」と語った。

 なお、Krushで活躍していた近藤大成が今年立ち上げたジムに移籍しての初戦となる横野は「K-1以外のリングで試合をするのは僕ともう一人いるのですが、3Kが強いというところを見せていきたい。東京の人は僕の試合を見るのは初めてだと思いますが、面白い試合をするので覚えて帰って下さい」とメッセージを送っている。

■女子57.5kg契約 2分3R BLACKルール
北川柚(NJKF/京都野口GYM)56.9kg
寺西美緒(GET OVER)57.1kg



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