【REBELS ~The FINAL~】対戦カード発表会見レポート
レポート
公開日:2021/1/25
2月28日(日)東京・後楽園ホールで開催される『REBELS ~The FINAL~』の記者会見が、1月24日(日)都内にて行われ、主要対戦カードが発表された。
なお、昨年12月の会見で今大会への出場を呼び掛けていた梅野源治、水落洋祐、不可思、渡部太基、皇治の5選手の出場について宮田充プロデューサーは「期待していただいたのですが、参戦はしません。タイミングがあれば出てもらいたい」とコメント。皇治からはメッセージが宮田Pのところに届いており、「宮ちゃんのために遊びに行く」と来場予定だという。
また、今大会と3月13日に同所で行われる『KNOCK OUT ~The REBORN~』の両大会にはREBELS-BLACK女子46kg級王者・ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)の欠場も発表された。負傷箇所の回復に時間を要している状況であり、宮田Pは「まずは怪我を治してベストなコンディションで登場してもらうのがベスト」とした。ぱんちゃんの復帰戦は4月25日、KNOCK OUT後楽園大会を予定。
■REBELS-BLACK スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1R
日菜太(王者/クロスポイント吉祥寺)vs海人(挑戦者/TEAM F.O.D)
◇日菜太
「海人選手は僕よりも11も下の23歳。僕も23歳の時に偉大な先輩たちと色んな試合をして、いい経験をさせてもらいました。ここは今若くて強い日本人とやるべきだと思っていました。海人選手はこれからの70kg背負っていく逸材だと思うし、まだ自分の伸びシロを感じているのでここで日本最強をもう一回証明して、もう1回、世界にいくのは俺だと言いたいので負けたくない。しっかりいい試合をするのでコロナで大変ですが、応援に来てください。
(対戦の印象について)試合が決まってから映像をちゃんと見たら強いなと思いました。凄くいい試合になると思います。みんな退がらされている試合が多く、僕は前に出ることには自信があります。2021年は『REBELS』が終わりますし、これから『KNOCK OUT』が新しく始まるので凄くいい開幕カードだと思います。今日(海人を)見たら、凄く男前だと思いました。
(今回の試合が通過点というような一戦と捉えていることについて)サバイバルマッチだと思います。俺は30代の星になりたいですし、こんなに長く続けている選手は、周りになかなかいないですし、元気のない人が多い中で30代が1年半これから頑張っていきます。僕には最近、赤ちゃんが生まれたのですが、今回の試合を観に来るのかを奥さんに聞いたら無理でしょ、と言われました。観に来てくれるまで負けられないと思ったので、この試合は絶対に落としたくありません。
(ファンにメッセージを)僕も海人選手も通過点だと思っている試合だからこそ、激闘になると思います。僅差の勝利であろうが、勝ちにいきます」
◇海人
「70kg級に階級を上げてやっておかないとダメな相手だと思っていたので、しっかり勝ちます。僕が目指しているのはここではないので、ここで勝って世界にいきたいと思っています。
(対戦の印象について)警戒すべきは蹴り技かなと思います。(日菜太に)褒められたのでこんなん言いたくはないのですが、僕はいい試合をしたいとは思いません。勝って僕が70kgの時代を作っていこうと思います。
(ファンにメッセージを)自分が先に進むために邪魔になる相手なので、しっかりSBの強さを見せて勝ちたいと思います」
■REBELS-RED スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5R
老沼隆斗(王者/STRUGGLE)vs白幡裕星(挑戦者/橋本道場)
老沼は前戦となった昨年12月のREBELSで心直に判定勝ち。白幡は今年1月のイノベーション岡山大会で平松侑に僅差の判定負けを喫し、今回が再起戦。両者は昨年2月のREBELS後楽園大会でワンマッチ対戦し、老沼が延長戦の末に判定勝ちしている。
◇老沼隆斗
「REBELSでスーパーフライ級のベルトを獲って軽量級を盛り上げてきたのは僕だと思っています。ラストもしっかり締めて次につなげていきたいと思います。
(対戦の印象について)前回とあまり変わりませんが、ステップもうまいし、蹴りもパンチも気持ちも強いので、その全てを上回るのが課題だと思います。
(白幡に一回勝っているが再戦について)正直、相手も他にいないですし、延長戦までいっている相手なので普通にやるとは思っていました。前が接戦だったので今回は普通に潰します。
(ファンにメッセージを)ファイナルに選ばれて凄く嬉しいですし、REBELSの顔だと思う日菜太選手がタイトルを懸けて試合をするので、二人で“これがREBELS”というのを見せたいと思います」
◇白幡裕星
「やっとの想いで戦いたい相手との試合が決まり、REBELSタイトルマッチで勝って全てを持っていきたいと思います。
(対戦の印象について)足技を警戒しています。基本的に全てができる選手だと思うので、いっぱい練習して勝ちにいきたいと思います。
(再戦について)前回は延長戦まで行って負けていて、(老沼から)『潰す』と言われたので足元をすくってやろうかなと思います。
(ファンにメッセージを)今回REBELSファイナルでタイトルマッチを組んでいただけたので、ここは全てを懸けて勝ちにいきます」
■ライト級 RED ルール 3分3R・延長1R
潘隆成(クロスポイント吉祥寺)vs重森陽太(伊原道場稲城支部)
◇潘隆成
「このような時期、REBELSファイナルでに試合を組んでいただきありがとうございます。。今年からライト級にやっていく中で重森選手とやれるのは光栄です。ここで勝ってライト級でしっかりと存在感をアピールしたいと思うので熱い試合を二人でやっていきたいと思います。
(相手の印象は?)試合を観ていて強いと思いました。ライト級では1番強い選手だと思います。タイプも似ていて違う戦いをするのではなく、思いっきり噛み合わせて試合中に技術の交換ができたらと思います。
(同じ“ぱん”のぱんちゃん璃奈の活躍は意識しているか?)みんなに言われるのですが、僕の方が前蹴りがうまいのを見せたいと思います(笑)。
(ファンにメッセージを)2年ぶりにREBELSに参戦しますが、僕を育ててくれた団体なので熱い試合を重森選手としたいと思います。絶対に盛り上げるので注目をお願いします」
◇重森陽太
「『REBELS』ファイナルに参戦できるということで、これまで『REBELS』とどのような関係があったのかなと振り返ったところ、19歳の時にREBELSチャンピオン(=清川祐弥)にKO勝ちしています。REBELSが盛り上がるようにいい試合をするのはもちろんですが、しっかりと勝利を収めてスアレック戦につながる大きな一戦になると思うのでいい試合をして勝てればと思います。
(相手の印象は?)以前に対戦の話があったのですが、体重が合わずになくなりました。かなりタイプは似ていて、凄くいい選手だと思うので楽しみな試合です。
(REBELSファンにどういうところを見せたい?)新日本キックから参戦するので、技術力が高いところを見せたい。新日本キックは気持ちの強い選手が多いのでそこをしっかりと見せたいと思います。
(ファンにメッセージを)最後のREBELSに呼んでいただきありがとうございます。日本のライト級の選手とはほとんどやってきて、18歳の時のバンタム級で日本人選手(=瀧澤博人)に負けて以降は日本人に負けていません。なので潘選手がライト級で一番強いんじゃないかと個人的には評価しているので、そこで熱い試合を見せられたらと思います」
■スーパーウェルター級 REDルール 3分3R延長1R
津崎善郎(LAILAPS 東京北星ジム)vsリカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部)
津崎は16戦6勝(2KO)7敗2分の戦績を持つ35歳。前戦となった昨年12月に渡慶次幸平に勝利している。対するリカルドは『REBELS』初参戦で16戦13勝(9KO)2敗1分の戦績を持つ21歳、新日本キックウェルター級王者。両者は昨年9月の新日本キックのリングで対戦している津崎とリカルドは引き分けに終わっている。
◇津崎善郎
「最後の『REBELS』に呼んでいただけて光栄に思います。リカルド選手とは新日本のリングで対戦してドローだったので今回は決着を付けます。
(前回対戦した印象は?)一階級下の選手でしたが、強い印象があります。一回対戦して何となくわかっているので対策を立てて本戦に臨みたいと思います。
(ファンにメッセージを)今年はベルトを獲ろうと思います。それまでに一戦も落とせないので、ここはしっかり勝ってタイトルマッチにつなげたいと思います」
◇リカルド・ブラボ
「1週間前に21歳になりました。一度、津崎選手とやっていますが、ローとヒジが当たりましたが素晴らしい試合ができなかった。次は素晴らしい試合をして勝ちます。
(前回対戦した印象は?)津崎選手は良い選手でパンチ、キックは強い。次に集中します。2Rか3Rにパンチで倒します。
(目標は?)一番強い選手になりたいので70kgの強い選手とやりたい。どこのリングでも誰とでもいいけど、いい試合をしたい。
(母国のアルゼンチンのコロナの状況について)向こうもコロナで大変なので家族のことを考えていて、これから一番強い選手になったら日本で一緒に住むことも考えていきたいですね。
(ファンにメッセージを)2月28日に素晴らしい試合をしますので応援よろしくお願いします」
■64.0kg契約 REDルール 3分3R延長1R
良太郎(池袋 BLUE DOG GYM)vs橋本悟(橋本道場)
良太郎は30戦12勝(5KO)13敗5分のキャリアを誇る32歳。昨年11月には、北川“ハチマキ”和裕のREBELSでの引退記念試合でKO勝ちしている。対する橋本は41戦21勝(11KO)17敗3分の戦績を持つ34歳。毎回激しい戦いを繰り広げており、宮田プロデューサーは「REBELSファイナルにふさわしい激戦を期待して下さい」と期待を込めたコメントをした
◇良太郎
「『REBELS』ファイナルということで自分が出ないとしっくり来ないでしょうし、宮田プロデューサーが言われた通り、既存のREBELSファンだったらニヤニヤしているカードだと思うので、二人でバチバチに盛り上げて最後にふさわしくガンガン打ち合っていい試合ができたらと思います。
(激闘を制するための鍵は?)気合いと根性だけ! (激戦に応えられる自信は?)最後なのでバチバチに打ち合いたい気持ちもありますが、お互いに30を超えているのであまりダメ―ジを残さないようにサクッと勝ちたいと思います。でもスイッチが入ったらこういう選手なのでバチバチに打ち合ってお客さんを満足させたいと思います。
(ファンにメッセージを)仇討ち宣言されたので返り討ちにしたいと思います。最後にふさわしいバチバチの打ち合いで盛り上げられたらと思います」
◇橋本悟
「宮田さんがプロデューサーに就任して新しい『REBELS』。最後の『REBELS』ということで光栄です。相手も良太郎選手ということで、凄く面白い試合になるんじゃないかなと思うので楽しみにして下さい。
(激闘を制するための鍵は?)僕はどうしてもパンチばかりになり、この前の試合からちゃんと蹴りが出せるようになったので、今回も蹴りが出せればといいなと思います。
(良太郎選手が登場した時にニヤニヤしていたのは?)前から雰囲気はわかっていましたが、改めて見るとイカツイなと思って笑ってしまいました。
(激戦に応えられる自信は?)激闘したいとも思いますが、意外とサラッと勝つのを目指して頑張ります。
(ファンにメッセージを)僕は対戦相手は誰でもいいのですが、良太郎選手はこの前ハチマキ選手をKOしています。ハチマキ選手とは二回戦って一緒にYouTubeを撮影したりとつばがりがあり、あれを見た瞬間に『何やってるんだよ!』という気持ちが芽生えたので、ハチマキ選手のリベンジをしたいと思うので楽しみにして下さい」
■ライト級 BLACKルール 3分3R延長1R
大谷翔司(スクランブル渋谷)vs麻火佑太郎(PHOENIX)
大谷は昨年12月のREBELS後楽園大会でREBELS-BLACK 63kg級王者バズーカ巧樹とノンタイトルマッチで対戦して判定勝ちしているINNOVATIONライト級王者。対する麻火は昨年11月のREBELSで中澤良介に勝利し、13戦8勝5敗と伸び盛りの21歳。
◇大谷翔司
「自分もバズーカ選手ともう一度やってベルトが欲しいので、こんなところでつまずいている場合ではありません。ただ足元をすくわれないように、ただ対戦相手のことだけを考えて残りの期間で仕上げていきたいと思います。
(相手の印象)去年彼が試合をした時にたまたま会場にいて、正直対戦するとは思っていなかったので特に印象はありません。映像を見ましたが、蹴り技は得意なのかなと。自分も打たれ強さには自信があるので、もらってもいいかなと。(ファンにメッセージを)残りの1カ月で最高の状態を作って、普通に勝ちたいと思います」
◇麻火佑太郎
「歴史あるREBELS最終戦に呼んでいただき嬉しく思います。そしてこの前、チャンピオンに勝った大谷選手と組んでいただきワクワクしていますし、この試合を受けてくれた大谷選手には感謝しています。自分は昨年4月に長野県からチャンピオンベルトを巻くために上京してきました。長野県にいた時からREBELSというメジャー団体の出たいと思い続けて昨年11月のその目標を達成しました。今年は最大の目標であるREBELSのベルトを巻いて、REBELSのトップに行きたいのでよろしくお願いします。
(相手の印象)12月の試合を拝見したところ、とにかくフィジカルが強い。客観的にこの前の自分の試合を研究した時に、狙ってくる技を何となく想定しているのでそこをしっかり対策します。自分はフィジカル負けしないと思うので、当日を楽しみにしてくれたらと思います。
(ファンにメッセージを)大谷選手からは印象に残っていないと言われたので、今年一発目の試合で他の選手から『麻火選手とやりたくない』と思っていただけるような試合をして、今年は必ずベルトに大きく近づく年にしたいです。目指している選手とやるためにも、この一戦を死ぬ気で勝ちにいきたいと思います」