【REBELS ~The FINAL~】前日計量レポート

レポート

公開日:2021/2/27

2021年2月28日(日)東京・後楽園ホールで開催される『REBELS ~The FINAL~』の前日計量&会見会見が、27日(土)都内にて行われた。

 ダブルメインイベント第2試合の【無法島 presents REBELS-BLACKスーパーウェルター級タイトルマッチ】で対戦する王者・日菜太(クロスポイント吉祥寺)は70.0kg、挑戦者・海人(TEAM F.O.D)は69.8kgで計量をクリアーし、あとは試合のゴングを待つのみとなった。

 計量後の会見で海人は「REBELS初参戦、メインイベントでタイトルマッチを組んでいただき、僕はシュートボクサーとしてREBELSに乗り込むので、全て自分が持って行く。シュートボクサーの僕が明日はしっかり倒して勝って、世界に行きたいと思います」と、日菜太戦は世界の強豪と戦っていくための通過点にしか過ぎないという。

 これを受けて日菜太は「試合前に色々と言い合うのは僕は好きではありません。これからしっかり休んでいいコンディションを作っていい試合をして、みんなに笑って帰ってもらえるようにしたいと思います」と明日のためにコンディションを良くしたいとコメント。

 この日、両者は1月24日のカード決定会見以来の顔合わせとなり、印象を聞かれた海人は「今までREBELSでやってきた覚悟を向かい合った時に感じました」と言いつつも、「1Rでも、3Rまで行ったとしても全部自分が圧倒して勝っている試合を目指します」と圧勝を予告。

 日菜太も「久しぶりに顔を会わせて特に思うことはありませんが、身体の仕上がりを見てもらえれば僕も凄く調子が良いので、明日はいいものを見せられるんじゃないかと自分に凄く期待できる調整ができたと思います」と自信を見せる。

 日菜太は、海人と同じS-cup世界王者のアンディ・サワーと2戦して1勝1敗の結果を収めており、そのことについて聞かれた海人は「その結果を意識する部分はないのですが、シュートボクサーとして僕も負けられないですし、この試合では絶対に負けられないので僕もしっかり勝って自分もアンディ・サワー選手といった世界の選手とやっていきたい」と改めて世界進出をアピールした。

 最後にファンへのメッセージを求められた日菜太は「僕は色んなリスクがある中の全てを差し出して、この一戦に懸けます。赤ちゃんが生まれたばかりでまだ小さいので、試合には来られません。自分がリング上で戦っている姿を一回ぐらいは見せたいなと。そういう意味でも、今回、負けたくない想いは今までと比べても強い。しっかり勝って日本最強の座をしっかり世間の人にアピールして次のステージにいきたい」と力強く意気込みを語った。

また、ダブルメインイベント第1試合、【創世のタイガpresents REBELS-RED スーパーフライ級タイトルマッチ】で対戦する王者・老沼隆斗(STRUGGLE)、挑戦者の白幡裕星(橋本道場)は共に51.9kgで計量をパスした。

 2020年2月29日に対戦している両者。この時は延長戦の末に老沼が判定勝ちを収めている。1年ぶりの再戦を前に老沼は「明日に向けてやれることを全力でやってきたので、それを出すだけです。プロになって初めて巻いたベルト。今大会で封印されるベルトなので最後まで守り抜きます」と気合い十分。

 一方、リベンジ&タイトル奪取を狙う白幡は「この試合が決まって追い込いでいる時に、今自分がいるのは橋本師範をはじめ道場の皆様といった応援してくれる方のおかげだと感じたので、明日はみんなで笑って帰りたい。僕と同じ年の人は今年度で高校卒業します。大学進学、就職も考えている友達が多い中、僕は格闘技一本でやってきました。俺にはこの道があるというのを証明していきたいので、勝って証明します」と並々ならぬ意気込みを語った。

 明日の試合後の目標を聞かれると、白幡は「勝って言いたいことはあるので明日に備えたい」と多くを語らなかったのに対し、老沼は「他団体のチャンピオンとやっていきたいし、自分がスーパーフライ級で強さを証明する年にしたい」とした。

■セミファイナル(第5試合) ライト級/REDルール/3分3R・延長1R



・潘 隆成(クロスポイント吉祥寺)62.4kg

「明日は2つテーマがあって、1つはライト級初戦で重森選手に全力で挑む。もう1つは、最後のREBELSにしっかり華を添える。その2つをしっかりリングで表現したいと思います。(REBELSvs新日本キックの団体対抗戦になるが意識はするか)最後のREBELSなのでホームの僕が勝たないといけないと思いますが、個人的にリスペクトしている重森選手と戦えるのが嬉しいです。(イケメン対決として注目を集めていますが、容姿を含めてここは負けてないと思うものがあれば)重森選手はカッコいいので、試合の気持ちは負けないようにしっかり勝って、ライト級の顔になれればいいなと思います。(ファンにメッセージ)明日はお世話になったREBELSにしっかり華を添えられるように熱い試合をしていきたい。メインの日菜太さんにつなげられるように勝ちます」

・重森陽太(伊原道場稲城支部)62.2kg

「潘選手も凄く調子良さそうで私も調子がいいです。先ほど『2人は和やかだね』と言われましたが、明日はお客さんが驚くような引いてしまう熱い試合を2人で作りあげられたらと思います。(REBELSvs新日本キックの団体対抗戦になるが意識はするか)私は新日本キックを代表して色んな団体で試合を経験してきました。明日もREBELSファイナルでいい試合をした上で、記憶に残る試合をしたいと思います。新日本キック代表として対抗戦をどんどんして、新日本キックを引っ張っていく存在になりたいので明日は落とせない一戦になります。(イケメン対決として注目を集めていますが、容姿を含めてここは負けてないと思うものがあれば)とてもタイプが似ていると思います。潘選手は背が高くてカッコいいので試合で負けないように頑張ります。(ファンにメッセージ)かなり注目されている大会ですし、潘選手との試合はメインに負けない内容で盛り上がると思うので、会場に来られない皆さんはスカパー、ツイキャスで楽しんでいただけたらと思います」

■第4試合 スーパーウェルター級/REDルール/3分3R・延長1R



・津崎善郎(LAILAPS 東京北星ジム)69.9kg

「凄く調子も体調も良くて、いいものが見せられると思います。(REBELSvs新日本キックの団体対抗戦になるが意識はするか)前回は新日本キックのリングで戦ってドローだったので、今度はホームで決着を付けたいと思います。(ファンにメッセージ)ジムで石毛会長に稽古をつけてもらっていて『これといった技がない』と言われています。僕は海上自衛隊で培った海軍魂、バックパッカーで培った旅人魂に注目してください」

・リカルド・ブラボ(伊原道場アルゼンチン支部)69.9kg

「いい練習をやってきたので素晴らしい試合をします。(REBELSvs新日本キックの団体対抗戦になるが意識はするか)新日本キックは強くて古い協会です。明日はいい試合をして倒し、KNOCK OUT、RIZINで試合をしたい。(ファンにメッセージ)明日の試合は絶対に負けません。勝ったら、いい選手とやっていきたい。70kgで一番強い選手になります」

■第3試合 64.0kg契約/REDルール/3分3R・延長1R



・良太郎(池袋 BLUE DOG GYM)63.9kg
「最後のREBELS、僕が最後のREBELSのライト級チャンピオンなので、しっかり結果で盛り上げたいと思います。(明日の試合で注目してほしいのは?)試合中に橋本選手に殴られてプッツンきて、またノーガードで殴り合ってみんなに怒られる様が見られると思います。(山口代表がエキシビションで復活しますが、REBELS王者としてどういう試合を期待するか)山口代表の映像をよく見ていて往年の名チャンピオンです。8オンス、生脛、ヘッドギアなしの試合が見たい。1Rは皇治選手、2Rは僕、3Rは日菜太さんでどうでしょうか?(ファンにメッセージを)最後のREBELSで最後のREBELSチャンピオンに相応しい戦いをしたいと思います」

・橋本 悟(橋本道場)63.8kg

「明日スカパー、ツイキャスで見る人、会場に来る人も人が倒れるところが見たいと思うので、しっかり倒して決めたいと思います。(明日の試合で注目してほしいのは?)自分はパンチだけになってしまいますが、パンチだけじゃないところをしっかり見せたい。(最後のREBELSでREBELSチャンピオンとやることに関して)美味しいということしか思わないので、僕が強いところを見せたい。(ファンにメッセージを)後輩の裕星につなげられるように盛り上げてしっかり倒します」

■第2試合 ライト級/BLACKルール/3分3R・延長1R



・紀州のマルちゃん(武勇会)62.2kg

「急遽決まりましたが、使っていただきありがとうございます。明日はマルちゃんファンになってもらおうかなと思います。(明日の試合で注目してほしいのは?)華のある入場だけを見てもらえれば。試合はええです。
(ファンにメッセージ)初出場なのでファンはいないかと。見ている人にマルちゃんファンになってもらいたい」

・麻火佑太郎(PHOENIX)62.4kg

「好カードがたくさんある中で2試合目に選んでいただいたので、序盤でしっかり僕が盛り上げて後半につなげます。最初からご来場いただいて注目していただけたたらと思います。(明日の試合で注目してほしいのは?)前回の試合で足技を評価していただいたのですが、自分はパンチもできるので、何でも出して皆さんにもっと魅力を感じてもらえるように頑張りたいと思います。(ファンにメッセージを)REBELSファイナルですが、これからのKNOCK OUTにつながる大事な試合になるので、見ている皆さんが僕に可能性を感じていただけるような試合内容にするのでこれからの僕に注目して下さい」

■第1試合 55.5kg契約/BLACKルール/3分3R・延長1R



・鈴木貫太(ONE’S GOAL)55.4kg
「REBELSファイナルに出場できることを光栄に思います。大川選手とは再戦なのでしっかり内容を意識して、自分の成長を証明するために圧勝したいと思います。(明日の試合で注目してほしいのは?)蹴りもパンチも右の攻撃に自信があるのでそこに注目してほしいです。(ファンにメッセージを)第1試合から会場が盛り上がる試合をしたいので注目してください」

・大川一貴(青春塾)55.4kg

「記念すべき最後の興行なので僕がリベンジして締めくくりたいと思います。(明日の試合で注目してほしいのは?)僕はパンチが得意なのでパンチで倒したい。鈴木選手も倒しに来ると思うので打ち合って盛り上がるような第1試合にしたいと思います。(ファンにメッセージを)スカパー、ツイキャスで観られるので盛り上がる試合になると思うので期待してください」

なお、会見終わりには、ダブルメインイベント後の記念セレモニーでこ皇治(TEAM ONE)とスペシャルエキシビションマッチを行うREBELS・山口元気代表も会見に出席し、「REBELSは10年という長いようで短い期間でしたが、これが終わりではなく、これからがスタート。反乱軍から正規軍になる時が来たという気持ちで、みんながいい試合をして終えられたらと思います。その後の僕のエキシは楽しんでいただけたら。みんなが笑顔になるようなもので終えられればなと思います」とあいさつ。

 エキシビビションの反響については「昔の僕を応援してくれる懐かしいやつらからも連絡があって、それでPVの売上が日菜太に続いて2位になったのかなと(笑)。今回は試合ではなく、元・山口元気なので明日はお笑いに走ろうと思います(笑)。仕上がりは……全く仕上げてないのでウエイトを落としてスーツを着られるようになったのは良かった。エンターテインメントなので入場には注目してほしい」とコメントした。

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